【徹底解説】共生型グループホームとは?メリット・デメリット・失敗しない選び方を分かりやすく紹介

共生型グループホーム

「障害があっても、住み慣れた地域で安心して暮らし続けたい」 「将来、介護が必要になったら、今のグループホームには住めなくなるの?」

そんな不安を解消する新しい選択肢として、「共生型グループホーム」が注目されています。 共生型グループホームは、障害者と高齢者が同じ建物で、お互いに支え合いながら暮らすことができる、新しいかたちの住まいです。

この記事では、共生型グループホームの仕組みや、入居するメリット・デメリット、そして失敗しない施設の選び方について、分かりやすく解説します。 「終の棲家(ついのすみか)」を考える上でのヒントが満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

共生型グループホームとは?

制度上の仕組み

共生型グループホームとは、**障害者向けの「共同生活援助(障害者グループホーム)」**と、**高齢者向けの「認知症対応型共同生活介護(高齢者グループホーム)」**のサービスを、同じ事業所で一体的に提供する仕組みのことです。

従来は、障害福祉サービスと介護保険サービスは別々の制度で運用されていました。そのため、「障害者グループホームの入居者が65歳になり介護保険の対象となると、退去して高齢者施設を探さなければならない(いわゆる「65歳の壁」)」といった問題がありました。

共生型グループホームは、この問題を解消し、利用者が年齢を重ねて障害の状態が変化しても、住み慣れた場所で継続してサービスを受けられるようにすることを目的としています。

どんな人が暮らしているの?

  • 知的障害や精神障害のある方
  • 認知症のある高齢者の方
  • 身体障害のある方 など

世代や障害の種類を超えて、様々な背景を持つ人々が一つ屋根の下で共同生活を送っています。

共生型グループホームのメリット

1. 「65歳の壁」を越えて、住み慣れた場所で暮らし続けられる

最大のメリットは、障害者が高齢になっても、慣れ親しんだ環境や人間関係を維持したまま、必要な介護サービスを受け続けられる点です。転居に伴う環境変化のストレスを回避できます。

2. 多世代交流による相乗効果(「支え合い」の実現)

障害者と高齢者が共に暮らすことで、自然な交流が生まれます。

  • 障害者の方:高齢者の手伝いをすることで「誰かの役に立つ」喜びや自信(自己肯定感)が生まれます。
  • 高齢者の方:若い世代との交流が生活の刺激となり、認知症の進行予防や生きがいにつながります。

お互いの強みを活かし、弱みを補い合う「共生」の関係が築かれます。

3. 介護保険サービスが利用しやすくなる

共生型サービスを利用する場合、介護保険の自己負担が軽減される特例措置(共生型サービス特例)が適用されることがあります。これにより、比較的低い負担で必要な介護サービスを受けられる可能性があります。

共生型グループホームのデメリットと注意点

1. スタッフの専門性の違い

障害福祉のスタッフは「自立支援(自分でできるように見守る)」が専門、介護のスタッフは「介護(手厚く介助する)」が専門です。このケアの視点の違いにより、スタッフ間で連携がうまくいかないと、入居者が混乱してしまうリスクがあります。

2. 環境の変化によるストレス

これまで障害者のみで暮らしていたホームに高齢者が入居する場合(またはその逆)、生活リズムや雰囲気の変化に戸惑いやストレスを感じる入居者もいます。

3. まだまだ数が少ない

共生型グループホームは比較的新しい制度であるため、全国的に見ても施設数がまだ少なく、希望する地域で見つけるのが難しい場合があります。

失敗しない!共生型グループホームの選び方

後悔しないためには、事前の情報収集と見学が不可欠です。以下のポイントをチェックしましょう。

1. 入居者の構成と雰囲気

  • どのような障害特性、年齢層の方が入居しているか確認しましょう。
  • 見学時に、入居者同士がどのように交流しているか、ホーム全体の雰囲気は明るいかなどを肌で感じることが重要です。

2. スタッフの体制と専門性

  • 障害福祉と介護、両方の知識を持ったスタッフが配置されているか確認しましょう。
  • スタッフ同士の連携が取れているか、入居者への接し方は適切かを見学時にチェックします。

3. 医療連携の体制

  • 日常的な健康管理や緊急時の対応について、提携している医療機関があるかを確認しましょう。特に高齢者の場合、医療ニーズが高まる可能性が高いため重要です。

4. 費用(月額利用料)

  • 家賃、食費、光熱費に加え、介護保険や障害福祉サービスの自己負担分を含めたトータルの費用を確認しましょう。無理なく支払い続けられる金額かどうかが大切です。

まとめ:地域で共に生きる、新しい暮らしの選択肢

共生型グループホームは、「障害があっても、高齢になっても、住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けたい」という願いを叶えるための有力な選択肢です。 世代や障害の有無を超えて支え合う暮らしは、入居者だけでなく、私たち社会全体にとっても「共生社会」のモデルとなるでしょう。

興味を持たれた方は、お住まいの自治体の障害福祉課や高齢者福祉課、またはお近くの相談支援事業所へお問い合わせください。

自分にあう費用感の障害者グループホームの探し方は?

ここまで読んでいただき、共生型グループホームの仕組みや、入居するメリット・デメリットについて知ることができたかと思います。
でも、いざ自分でサービスを探そうと思っても大変ですよね。おすすめの探し方を紹介しますので、順番に見ていきましょう。

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民間が運営する障害福祉サービス事業所検索サイトでも、障害者グループホームを探すことができます。
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施設の担当者が自ら情報を載せているため信頼できる情報が集まるサイト設計となっており、わざわざ施設に出向かなくても知りたい情報がわかるので、ミスマッチが少なく障害者グループホームを見つけることができます。

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