【種類一覧あり】グループホームの種類をわかりやすく解説!障害者グループホームの種類も細かく徹底解剖します

グループホームは通称であり、実際には高齢者が対象の「認知症高齢者向けグループホーム」と、障害者が対象の「障害者向けグループホーム」、さらに「共生型グループホーム」とよばれる3種があります。

本記事では、グループホームの種類について解説しながら、障害者グループホームの種類についても詳しく紹介していきます。

同時にグループホームを利用する際の条件や対象者についてもわかりやすく解説していき、最後におすすめの障害者グループホームの探し方も紹介します。

グループホームとは

前述のとおり、グループホームは3種類に分けられます。
それぞれ詳しく解説していきますので見ていきましょう。

高齢者のグループホーム(認知症対応型共同生活介護)

高齢者向けのグループホームで、「認知症対応型共同生活介護」と呼ばれます。
認知症高齢者が対象で、高齢者が家事を分担しながら共同生活を送るための施設です。
入居者3人に対し介護スタッフを1名以上配置することが義務付けられており、24時間体制の介護サービスが提供されています。
少人数の家庭的な雰囲気が特徴で、高齢者が共同で日常生活を行うことが、認知症の進行予防や症状の緩和につながるとされています。

障がい者のグループホーム(共同生活援助)

障害者向けのグループホームは、「知的障害」「精神障害」「身体障害」のある方が集まって、日常生活を送るうえで必要な支援を受けながら、自立した生活ができることを目標に共同生活を行う場所です。

共生型グループホーム

共生型グループホームは、高齢者と障害者が共存しながら利用する形態のグループホームで、2018年に介護保険制度改定により生まれたサービスです。
介護が必要な高齢者と身体・精神に障害を抱えている人が、地域と関わりを持ちながら心を豊かにしながら生活することを目的としています。

障害者グループホームの4つの種類

障がい者グループホームは、サービス内容と形態によって以下の4種類に分けられます。

  • 介護サービス包括型
  • 外部サービス利用型
  • 日中活動サービス支援型
  • サテライト型

介護サービス包括型

主に夜間や休日において、自立した日常生活を営む上での相談・入浴・排泄、食事の介護といった日常生活上の援助を必要とする障害者の方を対象としたグループホームです。

外部サービス利用型

主に夜間や休日において、自立した日常生活を営む上での相談や日常生活上の援助を提供します。
入浴・排泄または食事の介護などの援助は、外部の居宅介護事業所に委託している所が特徴です。

日中活動サービス支援型

重度の障害がある、または高齢であるために他の日中活動サービスを受けられない障害者の方を対象としたグループホームです。
家事や相談などの日常生活上のサポートや、入浴・排泄・食事の介護サービスが受けられます。
日中の時間帯もグループホームで過ごすことができるのが特徴で、短期入所(ショートステイ)を併設し、在宅で生活する障害者の緊急や一時的な宿泊の場を提供しています。

サテライト型

グループホームの近くにあるアパートやマンションなどで生活する、一人暮らしに近い形態なのが特徴です。
本体のグループホームで食事をとったり、他の利用者と交流を持つことができるようになっています。
集団生活が苦手な方や、グループホームを出たら一人暮らしをしたいと考えている方に適しています。
利用できる期間は原則2年間です。

障害者グループホームの利用条件

障害者グループホームの利用には条件があり、利用することができる対象者も決まっています。
わかりやすくまとめたので見ていきましょう。

対象者

障害者グループホームでは、障害者総合支援法が定める以下の条件に該当する方が入居対象者となります。

  • 知的障害者
  • 身体障害者
  • 精神障害者
  • 難病患者

利用条件

  • 18歳以上の方
  • 受給者証の申請
  • 共同生活援助のサービス申請

※身体障害をお持ちの方は、65歳未満であること、または65歳になる前日までにサービス利用があった方が対象

障害者手帳が無くても入居は可能です

障害者グループホームを利用するときに障害者手帳の提示を求められるため、障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)が必要と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、障害者手帳は「公共料金等の割引」「所得税、住民税の控除」「生活福祉資金の貸付」「手当の支給」などのサービスが受けられるようになるもので、グループホーム等の支援サービスを受けられるものではありません。
そのため、障害者手帳なしでもグループホームへの入居は可能となります。

自分にあった障害者向けグループホームの探し方は?

ここまで読んでいただき、障害者向けグループホームの種類について知ることができたかと思います。
でも、いざ自分でグループホームを探そうと思っても大変ですよね。おすすめの探し方を紹介しますので、順番に見ていきましょう。

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障害福祉サービスの検索サービス「フクシー」で探す

民営の障害福祉サービス事業所検索サイトでも、障害福祉サービスを探すことができます。
見やすいサイト設計はもちろん、施設内の写真やスタッフの声などの公的機関のサービスだけでは得られない特別な情報も公開されています。
施設の担当者が自ら情報を載せているため信頼できる情報が集まるサイト設計となっており、わざわざ施設に出向かなくても知りたい情報がわかるので、ミスマッチが少なく障害福祉サービスを見つけることができます。

まとめ

ここまででグループホームについてどのような種類があるのか知識が深まると同時に、障害者グループホームの種類ついても知ることができたと思います。

WEBサービスでも簡単に探せるポータルサイトがありますので、検索サービスや相談支援サービスを活用して自分に合った障害者グループホームを探していきましょう。